「亀」

亀仙流

 武泰斗に学んだ亀仙人(武天老師)が開いた流派。
 「よく動き、よく学び、よく遊び、よく食べて、よく休む」
 修行は厳しいながらも、のびのびとした大らかさを重視している。
 何十キロもある重い亀の甲羅を背負って鍛錬するのが特徴だが、基礎体力の向上を目的とする以外、特に決まった拳法の型というもの持たない。
 亀仙流における拳法とは、修行によって高められた基礎体力や感覚の応用に過ぎず、修行者が独自に技を磨く姿勢こそが肝要なのだ。(亀仙流の修行を経ることで、ある程度似通った動きに到達するようではある)
 無型ゆえの汎用性の高さ。
 悟空たちは亀仙流武術を基本に、カリン・神・界王らの教えを吸収することで、『ドラゴンボール』における「気」の技術体系を形作っていった。

亀仙人


亀仙流における「気」

 亀仙流の基本修行では直接「気」を扱わないが、修行によって基礎体力を高めることが自然と「気」を鍛えることにつながっている。

登場初期から扱える技術

  • 気を集中する・溜め系気功波
  • 気を集中する・防御時(亀仙人のみ。第22回天下一武道会で天津飯のかめはめ波の軌道をそらした)
  • 漠然と近くの気を感じる(亀仙人のみ。ナッパ・ベジータ戦以後は遠くの気も感じられるようになっていた)

亀の甲羅修行
 亀仙流たる所以の、重い亀の甲羅を背負っての修行。甲羅の重量は通常で20kg。修行の仕上げ期間には倍の40kgとなる。アニメではクリリンとヤムチャが、さらに倍の80kgの甲羅で修行していた。

かめはめ波
 体内の潜在エネルギー=「気」を両手に凝縮(=気を集中する)して放つ技。亀仙人は習得するのに50年もの歳月を要したが、悟空たちは数年で身に着けた。曲がるかめはめ波、足からかめはめ波、超かめはめ波などバリエーションも豊富。ドラゴンボールGTではウーブやパンにも受け継がれ、亀仙流が脈々と息づいている証となっている。

MAX状態
 全身の筋肉を肥大化し、一時的にパワーを高めた状態のこと。「気の集中」技術の応用かと思われる。亀仙人専用の形態。超サイヤ人1 第三段階に似ており、パワーが高まる代わりにスピードを殺してしまう可能性がある。「かめはめ波最大出力(マックスパワー)」など、主にかめはめ波の威力を高めるために用いられる。

萬國驚天掌(ばんこくびっくりしょう)
 両手に集中した「気」を電撃に変換して放つ技。「かめはめ波最大出力」ほどの破壊力はないが、確実に相手の動きを封じ確実なダメージを与えることができる。かつては孫悟飯(初代)を追い詰め、第21回天下一武道会では悟空をギブアップ寸前にまで追い込んだ。さすがに大猿化した悟空には弾かれてしまったが、亀仙人(ジャッキー・チュン)が生涯においてわずか二度しか使っていないという、魔封波に次ぐ幻の技だ。

心を読む
 「気」を集中し、相手の「気」を同調するように感じることで可能となる技術か。亀仙人(ジャッキー・チュン)が、村の水不足で悩むナムの心を読み取った。亀仙人はそのほか催眠術(よいこ眠眠拳)を使うことができるが、「気」の力を応用しているかは不明。

フュージョン修行
 アニメ「ドラゴンボールZ」魔人ブウ編でのクリリンの妄想。少年時代のクリリンと悟空が、亀仙人指導の下フュージョンを実行しようとするもの。悟空より1歳年上のクリリンが、悟天に対するトランクス同様に描かれ、クリリンが悟空に合わせて気を抑えたりした。




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  • 最終更新:2014-07-31 16:03:33

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