「界」

北の界王流

 神の中の神、東西南北の銀河宇宙を統べる四界王のうちでも、特に北銀河を治める界王が有する技術体系に限定した流派。
 北銀河出身で悟空(ラディッツ戦直後)を超える武道家は数多く登場したが(ドラゴンボールZ「あの世一武道会編」)、蛇の道から北の界王星に渡り、北の界王から直接手ほどきを受けたのは閻魔大王を除けば、悟空・ピッコロ・ヤムチャ・天津飯・餃子だけである。

界王リストバンド

北の界王流における「気」

 「気の開放3段階」(集中・爆発・開放)まで理論として備えており、その点は「神」流と変わらない。だが、特筆すべきは「気の開放」状態からのさらなる戦闘力アップを実現した『界王拳』の存在だ。
 北の界王自身、夢に描きながらもついに極めることができなかった界王拳。そして、あらゆる物体のエネルギーを集合して放つ最終奥義『元気玉』。
 超サイヤ人が登場して以降、界王拳は廃れてしまったが、元気玉は魔人ブウ編からドラゴンボールGTまで活躍する切り札的必殺技となっている。

登場初期から扱える技術

  • 気を消す(界王が使用した例はないが、当然使えるだろう。魔人ブウ編では界王神が気〔エナジー〕を消している)
  • 気を感じる(ラディッツ戦時の悟空は遠くの気を漠然としか感じることができなかったが、界王星修行を経て瞭然とキャッチできるようになった)
  • 気を集中する・全般(「気の開放」第1段階として)
  • 気を爆発する気を開放する気を抑える(ラディッツ戦時の悟空は「気の集中」のみで戦っていたが、界王星修行を経て「気の開放・抑制」まで全ての技術をマスターした)
  • 気を分ける(悟空がクリリンに元気玉を受け渡したり、瀕死のフリーザを回復させたりしている)

心を読む
 「気」を集中し、相手の「気」を同調するように感じることで可能となる技術か。界王が使用した例はないが、神として必須の能力といえるだろう。魔人ブウ編では界王神がベジータの心を読んでいる。
 悟空もフリーザ編で心を読む技術を披露した。ナメック星の最長老のように、クリリンの頭に手を置くことで記憶を読み取ったのだ。100倍重力修行による成果の一端かと思われるが、本人は「何となくこうしたら分かるような気がした」と語っている。

心で会話する(テレパシー)
 心を読む技術(気の集中・感知)の応用か。ナッパ・ベジータ戦以降、悟空も使用できるようになった。界王は一対一の対話だけではなく、頭部の触角(アンテナ)を利用することで全宇宙規模での多数同時通話が可能となる。バビディも得意とする通信法だが、界王神にはない能力。この能力を応用すれば、念が生み出す「気」のエネルギーを遠隔地に伝えることも可能(親子かめはめ波)。

遠見
 界王頭部の触角(アンテナ)を利用することで、界王星に居ながらにして全宇宙を見通すことのできる能力。気を感じる能力も応用していると考えられる。遠見とは違うが、瞬間移動を習得した悟空は、宇宙を見渡すかのように広範囲の気を感じ取れるようになった。

超能力(念力)
 界王は念力によって超スピードでレンガを飛ばし、悟空の元気玉の的とした。界王神の超能力ともなると別格で、実力がかけ離れた超サイヤ人2悟飯の動きを封じることができるほど。悟空も「気」の訓練の際、コップの水を浮遊させたりしている(アニメ)。

界王拳
 全身の「気」をコントロールして瞬間的に増幅する。「気の開放」状態からさらに戦闘力を高めることのできる数少ない技のひとつ。詳しくは別項界王拳を参照のこと。

元気玉
 生物から天体まで、あらゆる物体のエネルギーを集合して放つ技。ほんの少しずつ元気を分けてもらうのが通常の元気玉だが、生物に関しては許可さえもらえれば体力の限界ギリギリまでの元気を引き出すことができる。
 元気玉をつくるには純粋な善の心が必要で、わずかに悪の入る(凶暴性が増す)超サイヤ人状態では元気玉をつくることは基本的にはできない。だが、元気玉をつくった後に超化してそのエネルギーを吸収することは可能(元気玉吸収超サイヤ人)。また、超サイヤ人でも唯一興奮状態を抑えた超サイヤ人1 フルパワー(第四段階)ならば、よりエネルギー量の多い「超元気玉」を制作することが可能だ(プレイディア版「サイヤ人絶滅計画」)。
 純粋悪バージョンの元気玉も存在する。ドラゴンボールGTに登場したスーパーベビー2の放つ「リベンジ・デス・ボール」は別名『邪悪玉』と呼ばれ、ツフル人と化した地球人から邪悪な元気を吸収している。一部ゲームの完全体セルも、邪悪な元気玉を究極技として有している。




wiki目次



  • 最終更新:2014-07-31 16:05:45

このWIKIを編集するにはパスワード入力が必要です

認証パスワード