気を感じる
- 文字通り「気」を感じ取る能力のこと。
- 心を無にして精神を研ぎ澄まし、自分の「気」を周囲に広げる(=自然と一体化する)ことで可能となる技術。「気を消す」技術と密接に関連している。(アニメの解説)
ラディッツ戦以前
初出
ドラゴンボールで初めて「気」の概念が本格化し始めたのは第22回天下一武道会から。同時に「気を感じる」能力も登場した。天津飯が気功砲を放とうとするのに際し、悟空が「すげえ気だ」と感じ取っている。(アニメではヤムチャのかめはめ波に対し、天津飯が「気」を感じ取ったのが先)
近くの気を感じる
ただし、この時点では「近くの気」を「漠然」と感じる程度の感度しかない。ピッコロ大魔王編では悟空がカリン塔から遠く離れたキングキャッスルにいるピッコロを「ものすげえ妖気」と感じ取ったが漠然としたもので、サイヤ人編ではラディッツの気を間近に接近するまで感じ取れなかった。
「気配」から「気」へ
第22回天下一武道会以前の悟空たちは、直接「気」を感じることはなくとも「気配」を感じることが多々あった。ここでいう気配とは、音や空気の震えなど、五感で知覚可能なものがほとんど。
(ヤムチャは透明人間スケさんの気配を音を頼りに探った。地球襲来時のベジータも、悟空が太陽拳で姿を隠した際スカウターなしに「気配で分かる」と言っている。レッドリボン軍編の悟空は、海底洞窟に潜むガードロボットに「人間ではない気配」を感じ取った)
一方「気を感じる」とは、五感に拠らない第六感のような領域の超感覚となる。はっきりではなくとも漠然と感じられる気は、時に迫力ある「気配」として伝わることも(占いババの宮殿での悟空対悟飯じいちゃん)。
悟空は天界での修行を経ることで「近くの気」に対する感度を大幅に向上させ、漠然とした「気配」ではなく瞭然とした「気」を感じ取れるようになった。だが、「遠くの気」に対する感度はまだまだ低く、ラディッツの居場所を知るにはドラゴンレーダーを必要とした(悟飯の四星球反応を追った)。
ナッパ・ベジータ戦以降
遠くの気を感じる
サイヤ人来襲に備えた1年間の修行で、悟空たちの「気」の技術は完成されたといっていい。「遠くの気」を感じることもできるようになっており、ナッパ・ベジータの地球侵入をしっかりと察知した。
亀仙人も独自に「遠くの気を感じる」技術を磨いていたようで、ベジータとの決着前後に悟空たちの気を感じ取る場面がある。
気を感じることに慣れたことによる弊害
気を感じる能力によって、悟空たちは本来の動体視力以上に超スピードに対応することが可能になった。目だけで敵の動きを追うフリーザなどに比べれば、より優位に戦いを運ぶことができる。
だが、気を持たない人造人間相手には逆に不利な弱点を露呈した。気を感じて動きを読むことに慣れすぎたあまり、本来の動体視力が多少なりとも鈍っていたのだ。(セルゲーム以降この弱点を突くような敵は出現しなくなったが、再び五感を磨くことで対策を立てたものと思われる)
気を探る
気を感じる能力の発展形が「気を探る」だ。
気(戦闘力)を抑えた者の潜在パワーを感じ取ったり(フリーザ第三形態に対するベジータのコメント)、気を消した相手の気を感じ取ることさえ可能(ドラゴンボールGT。機械惑星M2で、体内エネルギー=気を消したメガキャノンΣの接近を悟空が見破った)。
ただし、「気を探る」ことができるのは近くの相手に限られる。気を消して行動するセルの動きを、ピッコロたちは探り取ることはできなかった。
>気を消す
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- 最終更新:2014-07-31 16:00:11