気=体内の潜在エネルギー=生命エネルギー=戦闘力





ドラゴンボールにおける「気」とは

 『ドラゴンボール』初期に「気」の概念はない。
 亀仙人が「かめはめ波」を初披露した際、ヤムチャが「体内の潜在エネルギーを凝縮して一気に放出させるといわれる武天老師の大技」と説明した程度。

ドラゴンボールにおける「気」の本格化

 『ドラゴンボール』で「気」の概念が本格的に用いられ始めたのは、第22回天下一武道会に入ってからのこと。
 気功砲を放つ直前の天津飯の両手がぼんやり光っているのを見て、亀仙人が「体じゅうのを手に集中させたのじゃ」と述べた。
 天津飯自身、「ここで全ての気を使い果たしてしまうとこっちが力尽きてしまう、ある程度の気は残しておかねば」と言っており、

 気=体内の潜在エネルギー=生命エネルギー

という意味で使っているのが分かる。
 また、アニメでは武泰斗が「『気』とは人間の根源的なエネルギーで、修行次第でその力を自在に操ることができるようになる」と説明している。

「気」と戦闘力

 スカウターが測定する戦闘力(戦闘能力)は、測定対象の「気」の大きさによって変動することから、

 気=戦闘力

であることは間違いない。
 また、ドドリアやフリーザがスカウターに捉えた戦闘力を「生命反応」と言い換えてもいることから、

 戦闘力=生命エネルギー

であることも間違いない。
 いわゆる「戦闘力5のおっさん」の戦闘力には、無生物である猟銃は含まれないことが、火を見るよりも明らかなのだ。
 なお、重い装備を脱ぐ脱がないで悟空・ピッコロの戦闘力が上下したのはまた別問題。動きを制限されるほどの負荷(高重力下など)がかかれば、顕在化する生命エネルギーの量も必然的に下がることになる。
(スカウターは標的の「潜在」〔内在〕エネルギーを計測しているわけではない。あくまで表面に「顕在」化したエネルギーを数値化するだけである)

キリ・エナジー


 気=体内の潜在エネルギー=生命エネルギー=戦闘力

 『ドラゴンボール』の世界では、生命エネルギーの高さが戦闘力の高さ、つまり「強さ」というものに分かりやすく直結しており、ほとんど絶対的な影響力を持っている。
 それは魔人ブウ編でバビディが戦闘力の代わりに用いた「キリ」というエネルギー単位からも明らかだ。
 エネルギー量800キリのヤコンでは、3000キリの悟空には絶対に勝てないとバビディ自身が認めている。
 シン(東の界王神)の用いた「エナジー」(パワーエナジー)と言う言葉も、気・戦闘力と同義と考えていいだろう。

サイヤパワー

 ドラゴンボールGTでは、サイヤ人(の血を引く者)の「気」に限定して『サイヤパワー』と呼んでいる。

パワー値

 セルを除く人造人間は「気」を持たないが、エネルギーの質が普通の生物とは違うだけで「パワー値」として測定可能。
 ドラゴンボールGTでは「気」を持った機械生命体(マシンミュータント)が登場しているほかに、悟空たちは人造人間(17号・18号)の「気」を感じることもできるようになっている。

元気・正気

 元気玉の源となる「気」は、人間や動物のものだけではない。
 植物を含めた生物だけにも留まらない。
 大地や海など、地球そのものから「気」を集めることができる。
 太陽のエネルギーを用いた元気玉もつくることが可能だ。
 惑星や恒星、ひいては宇宙そのものも「気」を持っており、広義には一種の生命体として機能しているといえるかもしれない。
 ドラゴンボールにおける「気」の概念は、気を万物の根源(根元)とする『気一元論』に通じるものであり、「元気」とはその名のとおり『全ての根となる』を意味するものだ。
 エキサイティングガイドで語られた「正気」(せいき)もまた、『天地間に存在するという、物事の根本をなす気』という意味合いを持つ。(正気を「しょうき」と読めば正常な心の意)

気の技術






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  • 最終更新:2014-07-31 15:59:47

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