超サイヤ人ゴッド
スーパーサイヤじんゴッド
映画「ドラゴンボールZ 神と神」に登場する超サイヤ人の新境地。
伝説の中の伝説。千年に一人現れるという伝説の超サイヤ人には、さらなる伝説が隠されていた!? 全宇宙規模の破壊神ビルスに対抗しうる、もう一人の「神」こそが超サイヤ人ゴッドなのか…?
略称は「超ゴッド」「SSゴッド」「SSJゴッド」。あるいはさらに略して「超G」「SSG」「SSJG」、または「超神」「SS神」「SSJ神」など?
「破壊神」および「超サイヤ人ゴッド」のアイディア自体はアニメスタッフ(脚本家)によるもの。それがやたら暗い世界観だったため、鳥山明がもっと明るい子供向けの作品として修正していったという。
超サイヤ人ゴッドのデザインも同じような流れで行われた。
作画監督・山室直儀による初期デザインでは、髪型は超3と超4の中間に近く、マントも着けたいかついスタイルだったというが、鳥山明が手直しする形で新規デザイン。派手にパワーアップさせてきた超サイヤ人3とは反対に、ゴッドは極限まで削ぎ落とす方向で作っていたと述べている。
鳥山明が超サイヤ人ゴッドのアイディアをアニメスタッフから聞いた時、「ゴッドって大げさだなあ」と感じたらしい。その思いが、ウイスの「大げさなネーミング、かえって安っぽい」という台詞に表れているかのようだ。
超サイヤ人ゴッドについて真相を知っていたのは神龍だけ。
神龍によれば、超サイヤ人ゴッドは、正義の心を持った数少ないサイヤ人が、数も力も圧倒的な悪のサイヤ人に対抗するために、擬似的に生み出したサイヤ人の「神」とのこと。(偶然の産物)
遙かな昔、正義のサイヤ人が超サイヤ人ゴッドに目覚め、強大な悪のサイヤ人を駆逐しようとしたが、ゴッド形態を保ちきれず、結局は敗れ、超サイヤ人ゴッドの伝説は正義のサイヤ人とともに闇に葬られてしまったという。(神龍は惑星ベジータでの出来事だと語ったが…)
特徴
- 破壊神に抗う力(WJ事前情報)
- ビルスさえもわくわくさせてしまう究極戦士(WJ事前情報)
- 神々の伝説に語られし究極戦士(WJ事前情報)
- 宇宙の神々の間にのみ言い伝えられる伝説の「神」(WJ事前情報)
- 炎のように燃え上がる闘気を全身にまとい、赤き髪をなびかせる。(WJ事前情報)
- 姿はほとんど通常のサイヤ人と変わらない。
- 伝説上の超サイヤ人ゴッドのシルエットには尻尾があったが、超サイヤ人ゴッドと化した悟空に尻尾はない。
- 界王拳のような赤いオーラに黄金の輝きが混じる。
- 超サイヤ人1 第三段階やブロリーとは真逆に、普段よりも筋肉が衰えたかのように細身になる。
- 目付きは、気を入れない超サイヤ人1 フルパワー(第四段階)に近く、穏やかなアルティメット化孫悟飯のような印象を受けるが、黒い瞳孔が際立つという点は超サイヤ人4に似ている。
- 超サイヤ人3のようにエネルギー消費が激しいわけではないが、自力でこの形態を保つのは不可能。フュージョンのように、ある程度時間が経過すると元の姿に戻ってしまう。
- おまけに、みんなの力を借りて強引にパワーアップしているため、変身解除後にかなりの疲労に襲われる。(「無理して強くなってるから、後で凄い疲れるぞ」と、悟空がゴッド志望のベジータに語った)
- ごく稀に、ゴッドの強さをその身に刻み込み、変身が解けてもそれほどパワーダウンしないことがある。ゴッド変身後、悟空は基本パワーが桁違いにアップした(アルティメット開放?)。
- 「神」(ゴッド)の領域に立った者は、戦闘力を気として表面にあらわすことはない。神でない者には、神の領域にある者は、人造人間のように気を感じることも戦闘力を推し量ることもできない。
- アルティメット悟飯や、それを上回る戦闘力を見せたベジータでさえ軽くあしらうビルスと互角に渡り合う超サイヤ人ゴッド悟空の強さは、最低でも魔人ブウ編における超ベジットを上回るものと推察される。(Z史上最強と称されるビルスに対抗するには当然のこと)
- ビルスの師匠であるウイスから直々に、悟空が次期「破壊神」(ビルスは第7宇宙の破壊神:ドラゴンボール世界の宇宙は全部で12個あるという)に勧誘されたほど。地球の神の時同様、悟空は断ったが。
覚醒条件
- 心正しき5人のサイヤ人が、もう1人の心正しきサイヤ人にパワーを注ぎ込む。完全なゴッド覚醒には、変身する当事者を含めて計6人の心正しきサイヤ人が必要。
- その方法は、複数のサイヤパワーを注ぎ込むという超サイヤ人4の回復法、あるいは限界突破法に酷似している。
- ゴッド覚醒の規定人数に満たなくても、とりえあずのパワーアップは可能。ブロリーを倒した超フルパワーサイヤ人1がそれか。
- ビルスとの戦闘時はアルティメット化を全開にした悟飯(予告編では金髪になっていた)だが、悟空のゴッド覚醒には金髪の超サイヤ人で協力している。ベジータ・トランクス・悟天も金髪だった。ということは、ビーデルの胎内のパンも、超サイヤ人としての力を引き出していた?
変身可能な人物と覚醒時の状況
? | 「神と神」の時代から遡ること39年前、予言魚が超サイヤ人・ゴッド(Vジャンプ表記)の出現を予言していた。それはちょうど、悟空(カカロット)がこの世に生を受けた頃と合致する…? |
悟空 | 悟飯、悟天、ベジータ、トランクス、そしてビーデルのお腹の中のパン。計5人の心正しきサイヤ人のパワー(サイヤパワー)を受けることで覚醒。(個人〔単体〕の力にこだわる悟空は、皆の力を借りなければ到達できない超サイヤ人ゴッドの境地を不満に思っていたが、ベジータがブルマのためにプライドをかなぐり捨ててビルスに挑んだことに倣い、自分も強さへのこだわりを捨ててゴッドに覚醒した) 第23回天下一武道会でマジュニア(ピッコロ)と戦った時のような細身の青年悟空の姿に近くなり、目付きは穏やかな超サイヤ人4と言った具合で、その上で超界王拳とでもいうべき赤と金の入り混じったオーラが放出される。 超サイヤ人ゴッドと化した悟空は初め、8割ほどの力で破壊神ビルスと対決した。だがビルスの力は超サイヤ人ゴッドをさらに上回っており、悟空はしばらくして元の姿に戻ってしまった。それでも基本パワーが超絶アップ(アルティメット開放?)した悟空は、超サイヤ人1でビルスに対抗するが…。結局、ビルスの全力の7割程度しか引き出すことができなかった。 ビルスとの戦いのさなか、悟空は再度、一瞬だけだが超サイヤ人ゴッドに戻る機会を得る。成層圏で戦う悟空に、地上から皆のパワーが届いたようにも見えるが、真相は不明。とにかく言えるのは、そのシーンは「たったひとりの最終決戦」でフリーザに惑星ベジータごとバーダックが消されそうになる場面と酷似していたということだ。 |
ベジータ | ビルスとの戦いの後、ベジータも自分をベースにサイヤパワーの供給を受け、超サイヤ人ゴッドに覚醒した?(台詞から推察される状況。映画本編でゴッドになったのは悟空のみ) 悟空と同じく、ゴッド形態が切れた後、基本パワーが超絶アップ(アルティメット開放?)? 悟飯・悟天・トランクスも同様にパワーアップしたのか…(アルティメット開放?)?? 通常形態で魔人ブウ以上だというリルドを相手にする悟空など、GTへの伏線とも受け取れる設定となっているが、要考察。 なお、ベジータとブルマの第二子であるブラは、パンの後(1年後)に生まれたことがこの映画によって確定した。(資料によっては、ブラのほうがパンより1年前に誕生しているものもある) |
この形態からの発展変身
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- 最終更新:2014-07-31 15:41:59